タイヤQ&A」カテゴリーアーカイブ

LEXUS(レクサス)IS350 + ヨコハマ ADVAN sport タイヤ交換②

本日はLEXUS(レクサス)IS350 タイヤ交換のご報告です。

 

題名にヨコハマ ADVAN sport タイヤ交換②とありますが

今回も同じタイヤをご購入いただきました。

ADVAN sport(アドバン・スポーツ)F 225/40R-18 92Y、R 255/40R-18 99Y  1SETになります。

 

こちらはリアタイヤになります。 ADVAN sport(アドバン・スポーツ)R 255/40R-18 99Y

前回のご購入は2011年、2月16日ですから約1年半前になります。こちら

 

ちょっと減りが早いかも.. という不安とは裏腹に、5万㎞を走破(走行)されたとお聞きしました。
5万㎞ですか?..   「はい、5万㎞です。」  ( ..1年半で5万㎞との事です。)

高速道路が多いとお聞きしましたが、凄いですね、ADVAN sport! 
(タイヤ組み付け、バランス調整もバッチリ仕上げてありましたのでその成果もあると思います。)

 

5万㎞を走破(走行)したADVAN sport(アドバン・スポーツ) R 255/40R-18 99Y (残ミゾ約2㎜)


5万㎞を走破(走行)したADVAN sport(アドバン・スポーツ)F 225/40R-18 92Y (残ミゾ約2㎜)

 

残ミゾは約2㎜残っていましたが、(オーナー様曰く、)やはり雨の日はリアタイヤが滑るそうです。

○○様、ご購入ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

SUPER CAR (スーパーカー)専用 PIRELLI P ZERO SYSTEM(ピレリ ピーゼロ システム)

 

 


現在、F1タイヤサプライヤーとして参戦しているピレリ社。
限定生産になりますが、このようなスーパーカー専用タイヤも造っています。
F 245/40ZR17、R 335/35ZR17 という凄いサイズです。(前後ともAsimmetrico 非対称パターンです。)

実はあまり知られていない話になりますが、ピレリP7の生みの親、メッザノーテ氏によるフェラーリ社との共同開発の末にF40専用タイヤとして設計された訳ですが、1987年発売当時からトレッドパターン及び内部構造が変更(改良)されているのです。

発売当初のフェラーリF40用の場合、パフォーマンスを追及するあまり、タイヤコードにケプラーが使用され非常に軽く、これには驚きました。

又、当時のレーシングタイヤに近い構造だったせいでしょうか、タイヤのエアー漏れが非常に早く、尚且つトレッドブロックの段減りが著しい為か、タイヤノイズに悩まされたドライバーが多かった様です。

実は私も当時初期のフェラーリF40に試乗した時に感じたのですが、タイヤトレッドから発する唸りというかノイズに、「これはハブベアリングの音?」と思った程です。

詳しくは初代 P ZEROからこのP ZERO SYSTEM の間にマイナーチェンジが度々行なわれ タイヤトレッド、サイドウォール、内部構造も改良されたのは事実で、私の知る限りでは 初代のF40に装着してあるものから数えて4回の改良が行なわれたように記憶しています。

現在のPIRELLI P ZERO SYSTEM(ピレリ ピーゼロシステム)はスチールコードがふんだんに使用され、

(その分重量も増えましたが)スポーツドライビングだけでなく、快適性にも十分満足できるタイヤに進化したのです。)

アジアンタイヤの現状

最近のアジアンタイヤ、特にインターネットにて通販されているようですが
実に種類が豊富で、これには驚かされます。

これは主に、中国、韓国、台湾、インドネシア等のタイヤメーカーが製造するものですが、

(日本はもちろんアジアに属しますが一般に日本以外のメーカーをこのように呼びます)
実際にすべての物が本当にタイヤテスト等を繰り返して設計、製造されたものなのでしょうか?

 

弊社ではこちらから積極的にお勧めすることはまずありませんが、お客さまの持ち込み等で入れ替え作業することはあります。

ハテ? 疑問(不思議)に思っております。
何時かメーカーさんにお尋ねしようかと思っておりますが、(以下)

① ZRとスピードレンジが表示している場合、本当に最高速チャレンジは可能でしょうか?

(時速250㎞での巡航は?)
②スポーツカーとのマッチングは?
③雨の高速道路では快適でしょうか? (ブレーキ性能は)
④XL エクストラロード荷重指数は本当でしょうか?
⑤耐摩耗性、燃費、ロードノイズは? 

<アジアンタイヤは安全、快適か?>

 

a、トヨタ・アルファードに取り付けた225/55R17が約5000㎞で残り溝が5分山に。

b、タイヤノイズが喧しくすぐに外して国産タイヤに戻しました。

c、ハイブリッド車に装着、燃費が悪いのでがっかりした。

d、急ブレーキが利かず追突しそうになった。
e、ハンドルが振れるので点検するとタイヤが編摩耗、それだけでなくタイヤセパレーションしていた。

以上のようなケースを耳にするのも事実です。

 

タイヤ代が安く上がったという意見も聞かれますが、実際には価格に見合ったものではないような気がします。

 

私はもちろんタイヤメーカーからお金は貰っておりませんが、自動車の維持費の中でタイヤに占める割合をきちんと把握し、十分な予算でタイヤ選びをしていただきたいと思います。

 

<一流のタイヤメーカーとは>

タイヤを売るだけではありません。 人と車と、環境。そして地球を守っているのです。

 

昨日メルセデス・ベンツEクラス E320から外したアジアンタイヤですが..

タイヤセパレーション(トレッド剥離)を起こしていました。

(釘を踏んだようなパンクの形跡はありません。)

 

購入は弊社ではなかったのですが、車体振動のため点検しましたら..

タイヤセパレーション(トレッド剥離)で表面が盛り上がっていました。

 

 

裏側も指で押してみるとペコペコです。(タイヤベルトが剥がれ、空気が溜まった状態。)

 

 

ついでになりますが、量販店で購入したというアルミホイールですが、下のような状態に。

(純正ホイールであればまずここまではならないでしょうか。)

 

タイヤパンク時の衝撃で割れてしまったホイール。

 

 

ハイドロプレーニング現象

お盆休みを利用しまして、成田さくらの山公園に行ってまいりました。
生憎の雨模様でしたが、初めて見る光景に..  !

 

旅客機が着陸(着水)する瞬間です。

 


旅客機(ジャンボ)が着地する瞬間にタイヤから水しぶきが..  ですが半端ではありません!

何と言ったら良いのでしょうか、

タイヤが着陸する瞬間から徐々に水煙が数百メートルに渡って噴出しているのです。

以外にも離陸時よりも着陸時の方が迫力がありました。

(多分、これは時速約250㎞から一気に濡れた路面に着地、着水するためでしょうか。)

 

早速、航空科学博物館(成田)に行きましてジャンボジェット機用のタイヤを観察することに..

流石に大きいですね、、 こちらはブリヂストン(日本)製でした。

大きさもありますが、タイヤ(ジャンボジェット機)の溝が深くなっているのが判りますか?

やはりあれだけの速度から一気に着地(着水)するには、これだけしっかりした溝が必要なのでしょう。

 

車のハイドロプレーニング現象というのも怖いですが、航空機の場合も同様ですね!

 

 

ところで..  8月は積乱雲の発達が多くみられます。 突風やゲリラ豪雨にご注意ください!

 

昨日はこんな積乱雲が見られました。    ゴジラかはたまた恐竜か..

ニッサンエクストレイル + ヨコハマ ブルーアースRV-01 タイヤ交換

ところで、タイヤラボさんは輸入車(外車)のタイヤ交換が専門なのでしょうか.. ?

(ピレリ、ミシュランタイヤが多いのでしょうか?)

というご質問がありましたのでご回答いたします。

弊社は輸入車(外車)のタイヤ交換が得意なお店ですが、もちろん軽自動車から普通乗用車もOKです。
国産タイヤメーカー、特に横浜ゴム(ヨコハマタイヤ)様とはもうかれこれ50年のお付き合いになります。

 

ヨコハマタイヤご購入のお客様をちょっとご紹介させていただきます。

 

 

ニッサンエクストレイルにヨコハマブルーアースRV-01 225/55R17 4本ご購入いただきました。
○○様、いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

 


TOYOTA 15クラウンにヨコハマ ADVAN dB 205/65R15 4本ご購入いただきました。

さて、このクラウンは弊社クルーSさんの愛車(自家用車)です。いつもクルマをピカピカにして乗っています!
以前からこれを履いてみたかったという熱血タイヤ職人でございます!

勿論、自らタイヤ交換をしてタイヤテスト。究極のホイールバランスとは何かを日々追及しております。

 

こちらはBMW 3シリーズに レイズホイール + ヨコハマ Earth 1(アースワン)

F 235/35R19、R 265/30R19  1SET 装着いたしました。

 

○○様、いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

BMW X5 + コンチネンタル コンチクロスコンタクトUHP SSR タイヤ交換

 

本日はBMW X5 xDrive35i にコンチネンタル コンチクロスコンタクトUHP 2本ご購入いただきました。

タイヤサイズは 255/50R19 XL 107W SSR ☆、SSRですのでランフラットタイヤになります。

このスターマーキングはBMW承認タイヤの証です。

(今回は前2本のみで、純正タイヤと全く同じコンチクロスコンタクトUHPの交換となりました。)

○○様、いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

さて、比較のために通常品とランフラットタイヤを比べてみました。

こちらは通常品のコンチネンタル コンチクロスコンタクトUHPです。(新品タイヤ同サイズ)

ビード周辺の形状に違いが見られました。

通常品では、厚みのあるリムガード及びサイドプロテクターがはっきりと確認できます。

画像ではちょっと判りづらいですが、サイドウォールは非常にソフト。薄い感じでペラペラの印象です。

タイヤビード部は明らかに角張っている感じに見えます。

 

これが今回のランフラットタイヤ、コンチネンタル コンチクロスコンタクトUHP SSR ☆

 

まず目に入るのが、強化された為でしょうか? タイヤの重量がかなり重く感じられ、

サイドウォール全体がプロテクターの役目に相当する位の剛性感。

横から手で押してもびくともしません。非常に固く、カチカチに造られています。

これならばリムガード及びサイドプロテクターは不要とうなずけます。

又、タイヤビード部は丸めた感じで分厚く処理された印象でした。

これなら2tオーバーの車体がパンクしたまま走行可能であると実感できます。

BMW、BENZ(メルセデス・ベンツ)、AUDI(アウディ)等、タイヤローテーション(位置交換)のお話

「偏磨耗」を防ぐためのタイヤローテーションについて、ここで取り上げています。
以前のレポートが好評のようですので宜しかったらぜひご覧ください。

 

レポートはこちら

TOYOTA カローラフィールダー + TOYO GARIT G5(ガリット・ジーファイブ)観察日記③

 

さて今回ご紹介のタイヤは、人気スタッドレスタイヤ、TOYO GARIT G5(ガリット・ジーファイブ)です。

前回のピレリ ウィンター・アイスコントロール(WINTER ICE CONTROL)これを2シーズン使用しまして

(これ非常に良いタイヤだったのですが.. )

以前からTOYO の自信作を試してみたかったので今回交換してみました。(モチロン購入しましたよ。)
またまた、「スタッドレスは日本の冬を救う!」.. ということで、スタッドレスタイヤの観察日記です。

 

1,500km走行時のTOYO GARIT G5(ガリット・ジーファイブ)

 

ご好評のスタッドレスタイヤ TOYO GARIT G5(ガリット・ジーファイブ)を自家用車に装着し

メーカーの謳う「ナノゲル」と「竹炭」、「鬼クルミ」の相乗効果に期待してみました。

 

装着する車両はTOYOTA カローラフィールダーでタイヤサイズは175/70R-14 84Q になります。

(インプレションは後ほど..)

 

 

ご来光です。 (ちょっと遅れてしまいましたが。) 1/10 AM 6:50 霞ヶ浦湖畔にて

 

フェラーリ ホイールバランス調整

今日はフェラーリ512TR タイヤ交換のご報告です。

タイヤは残念ながらピレリが欠品とのことで急遽ミシュラン パイロットスポーツPS2に交換となりました。

サイズは、F 235/40ZR18、R 295/35ZR18 を使います。

 

 

これがホイールバランス調整中のフロントタイヤ。

 

こちらがリアタイヤ。 バランスウェイトを貼り付けた後、これでマッチングバランスが完了です。

 

中々写真を撮る時間が無く、(御免なさい.. )これはホイールバランス調整作業中の様子です。

 

さて、何時かお話しようと思っておりましたが、(特にこのような車両の場合)

タイヤ組み付け(組み換え)作業、これはF1マシンのエンジン組み付け作業と同じような気がしてなりません。

しっかり精度、バランスが取れていないと超高速域で車体振動やハンドル振れ等が出てしまいます。

スムーズに転がる(回転する)ということは即ち、一般車両にも言える事でこれは燃費等にも影響すると考えております。

何も時速300㎞オーバーで走行しなくとも、たった60㎞で巡航するも同様、綺麗にスムーズに回転するタイヤというのは、実は転がり抵抗の低減という意味で期待ができる筈です。

 

私共は大企業ではありませんがこのような事を日々探求しております。

 

以前のフェラーリ タイヤ交換は こちら

明日が年内営業の最終日となります。 年内ラスト、頑張ります。

今年一年、本当にありがとうございました。

ランボルギーニ・ディアブロ + ピレリ P ZERO SYSTEM(ピーゼロ・システム)タイヤ交換

左がブリヂストンのエクスペディアS-01、右がピレリ P ZERO SYSTEM

BS エクスペディアS-01、溝は残っていますがタイヤの表面は劣化の為にこのような状態でした。

 

 

リアタイヤのマッチングバランス(ホイールバランス調整)は高度な技術が必要とされます。

今日はランボルギーニ・ディアブロ タイヤ交換のご報告です。

タイヤはピレリ P ZERO SYSTEM Asimmetrico(ピー・ゼロ・システム・アシンメトリコ)

F 245/40ZR17、R 335/35ZR17 になります。 (335は335ミリですから幅が約33.5㎝あります。)

このタイヤは元々が1980年代後半、フェラーリF40のために設計されたものですが、興味深い事に

後に出現するランボルギーニ等の多くのスーパーカーはこのサイズを流用しています。

 

詳しくは初代 P ZEROからこのP ZERO SYSTEM の間にマイナーチェンジが度々行なわれ

タイヤトレッド、サイドウォール、内部構造も改良されたのは事実で、私の知る限りでは

初代のF40に装着してあるものから数え4回の改良が行なわれたように記憶しています。

 

現在、スーパーカー御用達といえば殆どがピレリですが、このサイズはBSも受注生産で造っているようです。

 

さて、現在は17インチも普通になってしまいましたが、それでもこの極太リアサイズは圧巻ですね!

今回のタイヤはブリヂストンのエクスペディアS-01からの交換となりました。
(タイヤの溝はまだ残っているようですが、経年劣化のため交換です。)

又、タイヤ交換と同時にマッチングバランス調整、ホイールのクリーニング作業を実施しました。

○○様、この度はご購入ありがとうございました。

 

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ここでスーパースポーツカー(スーパーカー)用タイヤの経年劣化について少しご説明いたします。

ピレリ P ZEROはひび割れしやすい、又はポテンザRE050等はトレッドにクラックが入りやすい..

といった意見が多く聞かれますが、これらは使用状況においてはこうなります、という事です。

 

タイヤというものは基本的に合成ゴムが主ですが、ここでお話しするスポーツカー用高性能タイヤは

高速走行時に車が安定し、尚且つコーナーリングで安定した挙動を保つようチューニングされている代わり、とても過酷な状況で使用されることが多いことでしょう。

極端な話ですが、高回転、高速域になればなるほど劣化も早まりますし、接地する路面やエンジンから排出される膨大な熱エネルギー(高熱)により、予想以上にタイヤの傷みは早くなる傾向にあります。

例えば、時速200㎞での走行と時速300㎞オーバーではタイヤにかかるストレスは全く違いますし、想像以上であると思います。

 

ピレリもポテンザもそうした車両から外してみますと4~5分山程度で既にクラックが入るものも多く、

又、トレッドだけでなくショルダーやサイドウォールにかけても同様の劣化が見られます。

いわば高速走行している車ほどタイヤメンテナンスは重要です。

 

パフォーマンスを重要視するスーパースポーツカーの場合、(個人的な見解ですが)出来れば

タイヤは装着してから3年、もしくは3万㎞のどちらか早いほうで交換するのが望ましいと思います。

 

以前のランボルギーニ タイヤ交換は こちら

 

右は同時進行でフェラーリ512TRタイヤ交換があり、せっかくなので比べてみました。

同じリアタイヤですが、やはりディアブロの335は太いですね。(右は295/35ZR18のピレリ ロッソ)