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AMG メルセデス・ベンツ ホイールバランス調整

本日、メルセデス・ベンツ E55 AMG ステーションワゴンのタイヤ交換作業を実施しました。
タイヤはミシュランの最新作、プレミアムスポーツタイヤ Pilot sport 3 265/35R-18 97Y XL です。
見積もりの段階でほぼ同額であり、今まで使用していたPilot sport PS2 から 3 に交換となりました。
(Fタイヤはまだ溝があるため、今回はリアタイヤのみです。)

やはりこのクラスになりますとパワーがあるだけに駆動輪のタイヤの磨耗は想像以上に早く注意が必要です。注)

<さて本題に入りますが、ここで メルセデス・ベンツ AMG E55のホイールバランスをご説明いたします。>

タイヤ交換時に特に注意しなければならない事ですが..
タイヤ・ホイールのマッチングを探し(位置ずらし)、組み換え作業を何度か行い、一番ベストな状態にします。
このマッチングバランスは高性能タイヤ、特に扁平タイヤにおいては大変効果があります。

Pilot sport 3 は以前に比べ、内部構造の見直しによりビードの上がり具合が非常に良くなった印象です。
もちろん今回の作業では真円度、ユニフォミティに関していずれも申し分なく合格点でした。

ホイールバランス調整。 以前ご説明の通り、タイヤ交換を行う際には必須の作業でもありますが、高性能タイヤに関しては非常にデリケートな作業です。 タイヤ組み付け精度がとても重要で、不完全な場合はいくらコンピュータ上でゼロにしても駄目なのです。
詳しくはタイヤラボ ホイールバランスにて説明があります。

余談ですが、何度タイヤを交換しても振動が気になり、やむなくポルシェを売却されたという話を聞いた事があります。

上に開いた窓からユニフォミティをチェック。

回転しているタイヤに注目。タイヤのタテ溝が鮮明に確認出来ます。 ブレが無いのが判りますか?
(これは撮影のため安全装置を外した状態。)

この独カールシェンク社製のバランサーはユニークな水平回転型で、取り付け(装着)誤差の発生が少なく世界最高の精度を可能にしています。
とても高価ですがポルシェ社指定ということで、実は弊社では30年以上も前から同メーカーを数多く愛用しております。

もちろんこの測定器はAMG だけでなく、ポルシェ、フェラーリ、BENZ(ベンツ)、BMW、AUDI(アウディ)等の高性能車をドイツのアウトバーン(Autobahn)にて速度無制限で巡航走行可能にするために設計されたものであります。
宣伝にはなりましたが、高性能タイヤ購入時にはぜひご用命下さればと思います。

弊社のこだわりはタイヤ組み付けに妥協せず、最高のホイールバランスを提供することであります。
それは本物志向への飽くなき追求であり、その車本来の性能を引き出すということが重要と考えております。

オーナー様、ご協力(ご購入)ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

注)E55 AMG (カタログデータ)
総排気量 5,438cc  エンジン種類 SOHC V型8気筒スーパーチャージャー
最高出力 476ps/6,100rpm  最大トルク 71.4kgm/2,650rpm

ランフラット タイヤチェンジャー

弊社のタイヤチェンジャーはランフラットタイヤ対応機種で左右のタイヤヘルパーが特徴です。
その名の通り、あのサイドウォールの硬いランフラットタイヤ以外に超扁平タイヤ40,35,30,25,等にも対応します。
このタイヤヘルパー、デリケートなタイヤビード部の変形や損傷を防ぐ為でもありますが、
特にタイヤビード部(ワイヤー)の変形は超高速域でのハンドル振れや車体振動に直接影響します。
(これは主にポルシェ、フェラーリ、BMW、BENZ等の超高速域でのハンドル振れや車体振動の原因にもなっています。)
勿論、タイヤ本来の性能を引き出すというのが一番重要な事ですが、快適なハンドリングや乗り心地を追及するためには必須でもあります。

ピレリ スリックタイヤの秘密

前回ご覧いただきましたレース用タイヤ ピレリ スリックですが、このリア用のタイヤをご覧下さい。
タイヤサイズは 295/680-19、 横一列に5つのディンプル(穴)が並んで空いていますね。
よく見るとこのディンプルの深さは左から右へ向かって浅くなっているのです。

デプスゲージで深さを計測してみたところ、左から2.5、2.0、1.5、1.0、0.5ミリ。コンマ5ミリずつでした!
このアイディアは素晴しいと思います。レース用だけでなく一般タイヤにも応用できるのではないでしょうか。
並べて空けることにより、今現在タイヤがどれくらい磨耗しているか一目瞭然です。

7ミリの法則。

タイヤの溝の深さ.. 以前から不思議に思うことがあります。
日々、色々な新品のタイヤを見ておりますが、 (注、一部のタイヤメーカーを除き)
溝の深さのデータ、及びメーカーからの公表値を確認した事がありません。

目の前のタイヤを見る限りでは、おおよそですが
一般の普通の乗用車用のタイヤで約8ミリ前後、4WD用やトラック用タイヤで約10ミリ前後でした。

不思議なことに、メーカーが変わってもほぼ同じ位の数値でした。(競技用のタイヤは除きます。)
たぶんもっと深くする事は恐らく可能かと思いますが、そうするとデメリットの方が多く出てくるのでしょうね。
私自身、これは特に不快な操縦性やロードノイズ、それ以上にタイヤの変磨耗防止の為と考えております。

さて、日頃取扱っております、スーパースポーツカーやハイパフォーマンスカーに使用されております
超扁平ラジアルでは、新品タイヤなのに実測7ミリ以下というケースがありました。
初めは驚きましたが、これは主にコーナーリング中にトレッドブロックのヨレを防ぐためと思われます。
でなければ、ハイスピードでコーナーを周ったら、ブロックが根元から飛んでしまいますから。
又、一つ一つのブロックを大きくしているのもこの為でしょう。

タイヤはご存知の通り、残り溝が1.6ミリ以下ですと、車は大変危険な物体となります。
(これは大げさでなく、事故に関わる事ですのでぜひ点検することをお勧めします。)
もちろんタイヤは安全部品ですので、歯みがきのチューブを最後まで使い切るというものとは違いますし
雨天時を考慮しますとスリップサインが見えるまでには(早めに)交換しましょう、という類のものです。

で、タイヤラボは考えました。ついに..!(笑)

それは、7ミリの法則です。

即ち、大まかに言えるものとして.. タイヤは使える溝の深さが7ミリまでというものです。

じゃあ、4WD用やトラック用タイヤでは差し引いても残りあと3ミリあれば、とお考えでしょう。
実は重心の高いこのような車両は、雨天時には残り溝3ミリでもかなり危険なのです。
これは私自身、今までに身をもって感じたことであります。

補足ですが、あまり磨耗していないタイヤでも出来れば装着してから5年位を目安として交換をお勧めします。

(注 TOYO TIRES 東洋ゴム工業株式会社 は現在、カタログにて溝のデータを公表しています。)

メルセデス ベンツ承認タイヤ

昨日、コンチネンタルタイヤ(タイヤサイズは225/50R-16 92V MO ML)をBENZ Cクラスに装着しましたが
実は今までのコンチスポーツコンタクト2がこのサイズに限り生産終了との事でした。
で今回、新製品のコンチプレミアムコンタクト2 メルセデス・ベンツ承認タイヤを装着いたしました。注)

今までのコンチスポーツコンタクト2は非常に良いタイヤでしたが
磨耗してきますと結構ロードノイズが耳につくタイプでしたので..
このコンチプレミアムコンタクト2、その辺はかなり改善されていると思います。
タイヤバランスももちろんグッド。 コンチネンタルタイヤらしく非常に良い仕上がりと感じました。

注)承認タイヤはこちらにご説明があります。

ドライエアー

12月はお陰様でタイヤ交換時に使用する「コンプレッサー」がフル稼働です!
<エアーコンプレッサーは空気を圧縮する装置です。>

ですが、忙しくても必ず行う事があるのです。 それは.. 「コンプレッサー メンテナンス」であります!
弊社が提案するクリーンなドライエアーをお客様に提供するためには、日々妥協せずに行っております。
先ほど作業が終了しましたので少しご説明いたします。

弊社が拘り続けているドライエアーシステム。注)

これは数年前から導入し、タイヤ内の空気圧の変動及び減少率はチッソガスとほぼ同じレベルにまで達し
タイヤ購入のお客様には大変好評をいただいております。
その母体となるこのコンプレッサーですが、こまめにメンテナンスをすることにより安定した供給が可能となるのです。 (右側のタグ、エアーを考える。をぜひご覧下さい。)

これはコンプレッサーのオイル交換を実施した後ですから赤○の中はとてもクリーンな状態です。
又、エアーフィルターもそうですが早期交換することによりクリーンなエアーを発生することが出来ます。

さて、今年も残りあと僅かとなりましたが最後まで気を引き締めて作業をして行きたいと思います。

注)大気中の水分を除去したもので主に航空機、レーシングカー等のタイヤに使われています。

BMW M5 ホイールバランス

ホイールバランスの調整は、タイヤ交換を行う際には必須の作業でもありますが
このホイールバランスの調整、非常に奥が深いのです。
(詳しくはタイヤラボ ホイールバランスにて説明があります。)

本日、BMW M5 ホイールバランス作業を実施しました。
タイヤの購入は当店ではなかったのですが、もちろんこのような作業も行っております。

時速100km+αの微振動では、このBMW M5(E60)のパフォーマンスを味わうことはできませんし
車体振動(ハンドル振れ)はもちろん速度に比例しますので、ホイールバランスは特に重要です。
(※ BMW M5(E60)V型10気筒DOHCエンジンを搭載し馬力は507馬力、最高速度は330km/h)

さて、他店様での購入後、走行1000km位ですが今だ車体振動(ハンドル振れ)が生じるとのこと.. 
(タイヤサイズは F 255/40ZR19、R 285/35ZR19 前後ともピレリ P ZERO ROSSO です。)

弊社で点検したところ、やはり4本中4本ともアンバランス(組み付け不良)でした。
もちろん納得のレベルで再調整し、完璧に仕上げました!
オーナー様、今後ともよろしくお願いいたします。

注)ホイールバランス不良、AMG、BENZ(ベンツ)、AUDI(アウディ)、ポルシェ等で多く耳にしますが
タイヤがまだ新しい状態であれば調整は可能です。

ブレーキハブ面のクリーニング

今日はBENZ CL550タイヤ交換及びハブ面のクリーニング作業を実施しました。

今回はタイヤ交換作業時に弊社で行っている作業をご説明いたします。
(*タイヤ交換作業の説明は省略させていただきます。)

装着するタイヤはコンチネンタル メルセデス ベンツ承認タイヤ
Conti Sports Contact 2 255/45R-18 99Y MO ML (MLはサイドウォールプロテクター付きという意味です。)

走行2万km弱でこの状態です。(左は新品タイヤです。)

ハブ面ですが、ホイールセンターキャップからの浸水により錆が発生しておりました。

ブラシ等で錆を落としクリーニング。

ハブ面をクリーニング処理後にスレッドコンパウンドを湿布します。

タイヤはコンチネンタル、メルセデス ベンツ承認タイヤ
Conti Sports Contact 2 255/45R-18 99Y MO ML (MLはサイドウォールプロテクター付きという意味です。)

<ハブ面のクリーニング>
BENZ CL550の車体からタイヤホイールを外してみたところ、ブレーキ部分、ハブ面ですが、
やはりホイールセンターキャップからの浸水により錆が発生しておりました。

ホイールボルトを緩めても錆のためにホイールハブがブレーキ面と固着し、外すのにも一苦労でありました。
(実はこのホイールハブ、主に鋳鉄製が多い為に錆が非常に出やすいのです。)

ハブ面のクリーニングを実施することにより、タイヤの変磨耗や車体振動を防ぐ効果があります。
タイヤ本来の性能を発揮する為には必須の作業と言えるでしょう。

タイヤラボ クオリティ2

タイヤ交換作業時において大切な事はチームワーク。
ホイールナット締め付けや空気圧チェック、
もちろんエアーバルブも入念に点検します。
簡単な作業でも再確認はとても重要なのです。

プロクセスCIS

今回はTOYOタイヤのPROXES(プロクセス)CISという新世代タイヤが入荷しましたので
少しご説明したいと思います。

カタログで謳っているサイレントストラクチャー。そして静粛性と高速スタビリティを両立。
..とありまして、実物を真近で見てみますとウン、ナルホド。

基本的には今流行のストレートパターン。パターンノイズを打ち消す5バリアブルピッチ等
これは実に完成度の高いタイヤと感じられます。

価格もお手頃ですし、最近、このタイヤにして下さい.. という指定が多くなりました。
セダンやステーションワゴン等、これはまさにベストチョイスでありましょう!