

クロモドラ。 この名前を聞いてピン!ときた貴方、かなりの自動車通です。
メイドイン・イタリア製で素材はマグネシュウム製。旧カンパニョーロホイールであります。
カンパニョーロ社は40年以上前からこの特殊な素材に着手し、バネ下の軽量化に成功。
以後イタリア製スポーツカーに標準で装着されてきました。
<アルファロメオ、ランチア、フェラーリ、ランボルギーニ等のヴィンテージカーに装着されたことは余りにも有名な話です。当時のフェラーリF1もこのカンパニョーロでした。>
その後、名前がクロモドラとなり70年代初頭に現れたスーパーカーの足元はこのホイールで飾られておりましたが、時代の波と共にいつしか消えていったのです。
このホイールは現存するヴィンテージフェラーリ用ですが、オリジナルの曲面が非常に美しく、まるで陶器のよう。刻印もリプロダクト製と違い味わいがあります。
何より40年以上前にマグネシュウム鍛造品があったことは驚きですね。
昨日、ポルシェ993のお客様からSOS!
どうしましたか、とお聞きしましたら、「なにか踏んだみたいです..」
どうやら路面に落ちていた鉄板のようでした。
その後しばらくは徐行運転していたそうですが、やはりパンクと気付いて停車したところタイヤが熱くなっているとの事。
急いで近くの現場に直行し、タイヤを点検することに。。


これは引きずっていたためにサイドウォールが損傷してしまいました。
お客様に事情を説明し、タイヤ交換となりましたが..
でもホイールの変形が無く、大事に至らずに済んだのはまだ良かったのかも知れません。
..このタイヤ君、お客様を守ったのですから。


SOTTOZERO。「ソット・ゼロ」
このタイヤは欧州のスーパースポーツカー用に認定されたピレリのスタッドレスです。
時速240kmでも巡航可能で、尚且つ氷点下でも弾力性を失わないコンパウンドと排雪性に優れたトレッドパターン。
これならハイパフォーマンスカーをお持ちの方も安心ですね。
こちらのサイズは245/40R-19 98V。 アウディ用になります。
先日、富士スピードウェイのショートサーキットにてNEW P ZEROの体感試乗もあり
「走る・曲がる・止まる」この基本性能を体験しました。
こちらはセダンタイプの国産車及び輸入車で、ショートコースにて乗り比べが出来ました。





試乗車はスバル、BMW、アルファロメオで、今回とても興味深かったのはこの新作のP ZEROはランフラットも用意されており、これも試乗したのですが性能に関しては通常のタイプと全く遜色がなく、乗り心地も良かったのであります。これはBMW3シリーズで確認できました。
今までのランフラットタイヤはやや乗り心地を犠牲にしておりましたが、これは全くの別物という感じを受けました。 現在、BMWは新車市場の約7割がランフラットという事実ですからメーカーにとっても大変重要なのでしょう。

昨日入荷しましたポルシェカイエン用のタイヤです。
サイズは275/45R-19というSUV専用のタイヤになります。
タイヤはNマーキング付きポルシェ承認タイプで、これはミシュラン LATITUDE Tour HP です。
かなり気をつかっていても、時間とともに劣化するのがタイヤの悲しい性。
こちらは10年以上大切に使用していましたタイヤですが、点検すると判ります。
溝はまだまだ残っておりますが、よく調べてみますと劣化している事があるのです。


これはフェラーリF512Mに付いていたフロント用のタイヤです。
(新車時に付いていたタイヤになります。)
路面の温度変化(夏は70℃位まで上がります。)やオゾンの影響で時間と共にみられる現象です。
このようにタイヤトレッド面にヒビ(クラック)が見られる場合、タイヤトラブルの原因となりますので(安全運転の為に)交換をお勧めします。


こんな事もあるんですね。日常では考えられませんが、サーキットを走るとこうなります。
表面のゴム(トレッド)が溶けてしまうんです!(ムルシェラゴLP640のフロントタイヤです。)
逆を言いますと、トレッドが摩擦熱により溶けることによってグリップ力が上がるんですね。
手で触ると分かります。熱くなるんです。(熱い走りですね!)
レースを本気で戦いますと30〜40分で交換することもあります。
タイヤはピレリP ZERO コルサシステムです。

今回、購入2年目にあたり新車用タイヤTOYO J36 を交換してみました。
製造は2005年製でサイズは175/70R-14 84S、走行距離は約12,000km。 現在、別にこれといった性能の低下は感じられません。
唯一、雨が降った時に若干ですが、ハンドルに頼りなさを感じた程度です。
(新車用タイヤは本当に問題点が少なく、優等生なタイヤですね。)
車はトヨタ カローラ・フィールダー(平成17年式)。街角でよく見られます普通のワゴン車です。
これを新品タイヤに交換すると効果はあるのでしょうか。(もしかすると劇的に良くなったりして。なんて期待をしてしまいます。)

ご覧になっています方々、何ともったいない!(クレイジー)とお思いでしょうが、今回の趣旨は皆様がまだまだお使いになっています(7部山)状態で新品のタイヤと比べて、どれだけの違いがあるかの再確認のためでもあります。
(まだまだいけるであろうバリ山?がどれだけ性能低下をもたらしているかの再確認です。)
現時点での残り溝は、見た目は7〜8部山ありそうな感じでありましたが、専用ノギスで測りましたらフロントタイヤ4.5ミリ〜5ミリ、リアタイヤは5ミリ〜5.5ミリという事ですのでほぼ間違いなかったようです。(このままですとあと、2万kmは間違いなく乗れる感じでありました。)
新車時にアライメントの調整を確認したためか、減った状態のタイヤは左右ともに均一に磨耗しており、トーイン及び、アライメントの調整は今のところ必要なしです。

装着する新品タイヤは同一の物を予定しておりましたが、今回、せっかくなので同じメーカーでTOYO TEO plus (テオ・プラス)という最新のエコタイヤに決定しました。(勿論サイズは同サイズで175/70R-14 84S。)
新品タイヤの残り溝は7ミリ〜7.5ミリ位です。(これは他のメーカーもほぼ同じで、もっとあったはず!と思いますよね。) でも実際はこれ位なのです。(ごく一部のスポーツタイヤは新品でも4.5〜5ミリ程度!)
…さて、実験結果をまとめてみました。
結論から申し上げますと。効果はあり!! であります。(やはりと言いますか。。)
○第一印象はハンドリングがとてもしっかりした感触で、轍(わだち)にもとられにくく安定感が向上です。
○タイヤノイズはもともと静かだったのですが、もっと静かになりました。
○雨天時の直進性、ブレーキ性能アップ!!(これらはTOYO TEO plus というタイヤのお陰もあると思いますが。)
..という驚きの実体験でありました。 (今回、35,000円弱の投資金額でした。)
営業抜きにしてもこの行為は間違いない!と改めて実感しましたが、交換するかしないか(二つに一つですから)どちらを選ぶか.. ですね。
お客様によく聞かれる質問。 この車には一番どのタイヤが良いのですか?
お答えから申し上げますと、予算を考えないのであれば、現在新車時に付いてくる新車用タイヤが一番のベストと言って良いでしょうか。
一昔前でしたら、新車時のタイヤはコストを下げるために余りにも貧弱なタイヤが装着されていました。(問題視されたこともあります。)
ですが時代が変わり、自動車メーカーはタイヤメーカーと共同開発し、現在そのモデルに見合う専用設計されたものを新車用タイヤとして装着しています。
そのためにタイヤメーカーは数十種類の試作タイヤをそのモデルに装着し、ありとあらゆる走行条件に合わせテストを繰り返していると聞きます。
一番重要視されるのは、耐摩耗性を重視するということでしょうか。又、最近では転がり抵抗を重視したハイブリッドカー専用タイヤも増えてきています。
その開発費用は数十億円ともいわれますから、その新車用タイヤをチョイスするというのはまず間違いないでしょう。
一般の自動車ユーザーがその車に使う交換タイヤはせいぜい4、5回程度と思いますが、各メーカーは数十万キロに及ぶテストを繰り返しているのですから。

実際の話として一番多く耳にするのが、新車用タイヤが4〜5万km持ったのにそれに見合う(TVで宣伝している)高性能タイヤを付けたら3万km持たずにでもうスリップサインが見えてしまった。という話です。
逆に耐摩耗性よりタイヤ性能を重視される方はお好みのもので宜しいかと思います。
予算は補修用の一般タイヤの2〜3割り増しということですが、トータルで考えれば高い買い物ではないと思います。
このタイヤはレガシー スペックB専用タイヤ ポテンザRE050 215/45R18 になります。

これはBMW 5シリーズ純正のランフラットホイール。
ホイールのリムフランジ部はパンク時にタイヤがはずれにくくなるよう特殊な構造をしています。
車に乗ってタイヤがパンクした経験がある方はお分かりかと思いますが、それまで軽快に乗っていた愛車はただの鉄の塊になってしまうのです。
これからはこのような安全対策がとられたクルマがますます増えていくと思います。