今回はポルシェ997(911) GT3 RS ホイールバランス作業のご報告です。
タイヤの購入は当店ではなかったのですが、もちろんこのような作業も行っております。
タイヤはピレリ P ZERO TROFEO、 F 235/35ZR19(91Y)、R 305/30ZR19(102Y) が装着されておりました。
作業は高性能タイヤ、特に扁平タイヤにおいて大変効果のあるマッチングバランス調整を行ないます。
弊社で点検し、4輪とも微妙なアンバランスを納得のレベルで仕上げました!
オーナー様、今後ともよろしくお願いいたします。
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ポルシェ997 GT3 RS + マッチングバランス調整
フラットスポットとタイヤの変形
フェラーリ、ポルシェによくあります、置きっ放し、放置状態によるタイヤの変形。
1ヶ月以上車を(放置したり)動かしていないと、接地面が変形してしまいます。
これはタイヤ内部のスチールコードに癖がついて元に戻らなくなる現象ですね。
高速走行時に車体やハンドルが振れだして、始めて気付きます。
タイヤの内部のコード部分(スチールコード等)が変形する事によるフラットスポットです。
これはタイヤが歪んでいて、通常はホイールバランス調整をしても振動は消えません。
しばらく走っていれば元に戻る場合もありますが、やはり難しいことが多いです。
(この場合、タイヤを新品に交換すれば良いのですが..)
乗らない場合でも、出来る限り車を移動するなり、タイヤにダメージをかけない事が懸命です。
又、一般に聞きます「フラットスポット」の場合、
これはタイヤトレッドの一部が極端に磨耗することにより起こる現象です。
このケースも、ホイールバランス調整をしてもまず振動は消えません。
一般にタイヤのブレーキロックが一番の原因と考えられますが、
サーキット走行等により今の最新のABSが装着されている車両でも起こることがあります。
(具体的にはオーバースピードにてコーナーに進入したケース等にみられます)
軽い場合はもちろんタイヤ磨耗により消える場合がありますが、期待外れのケースも..
特にフロント(前)に生じた場合は速やかにタイヤ交換が望ましいと思います。
フェラーリミュージアム(ガレリア・フェラーリ)
例年通りですが、ここ最近は年末にかけてスタッドレス時期もあり、タイヤの動きも活発になってきております。
(ご予約、ご注文ありがとうございます。)
さて、久々にイタリア旅行に行きたいな〜(円高ですし)、と思っておりましたら
今日は WAUUさんからお便りが届きました。
えっ、豪華旅行券ではなく、写真ですが.. (素晴しい写真いつもありがとうございます。)
モデナのマラネッロ(マラネロ)にあります、フェラーリミュージアム(ガレリア・フェラーリ)の写真です。
ご存知、マラネッロといえばフェラーリの聖地ですが興味のある方はぜひ行ってみてください!
私は8年前にレンタカーで行ったきりですが、(話を聞きましたら)昔とは全く違い何だか凄いのだそう..
という訳で、フェラーリ特集です。(ティフォシの皆様はぜひお見逃しなく!)
フェラーリF430 + BS ポテンザRE050 タイヤ交換
今回はフェラーリF430 タイヤ交換のご報告です。
交換するタイヤはブリヂストン ポテンザRE050 OE SPEC 225/35ZR-19 84Y、285/35ZR-19 99Y です。
前回と同じくポテンザRE050 の交換となりました。(OE SPEC は新車用タイヤの意味です。)
このポテンザRE050 OE SPEC はF430の承認タイヤであり、ブリヂストンタイヤの自信作ともいえるもので
ご存知の通り、特にスーパースポーツカー等に標準装着として認められております。
ハンドリングと快適性を両立したプレミアムスポーツタイヤであり、高次元にバランスの良いタイヤですね。
○○様、この度はご購入ありがとうございました。
マッチングバランス タイヤ交換
今回、タイヤラボのこだわりと題して当社の特徴 タイヤ交換を新しくリニューアルいたしました。
特に高性能タイヤを購入予定の方、ぜひご覧下さい。 (画像はフェラーリF430タイヤ交換です。)
フェラーリ512TR + ピレリ P ZERO ROSSO(ピーゼロ・ロッソ) タイヤ交換
交換するタイヤは前回と同様、P ZERO ROSSO 295/35R-18です。
今日はフェラーリ512TR タイヤ交換のご報告です。
真紅のボディ、何度見ても素敵ですね〜。
今回はリアタイヤのみ交換(P ZERO ROSSO 295/35R-18 2本)となりました。
○○様、ご購入ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
フェラーリ430スクーデリア + ピレリ P ZERO TROFEO (ピー・ゼロ トロフェオ) タイヤ交換
本日は Ferrari(フェラーリ) 430 スクーデリアのお客様に (先日ご紹介のNEWタイヤ)
PIRELLI P ZERO™ TROFEO (ピレリ ピー・ゼロ トロフェオ)を装着させていただきました。
タイヤサイズは F 235/35ZR-19 XL 91Y、R 285/35ZR-19 XL 103Y になります。
(画像では全てはお見せ出来ませんが、独自のタイヤフィッティング作業がございます。)
フロントタイヤ 235/35ZR-19 XL 91Y。ビード部にストレスが掛からないように作業します。
タイヤ、ホイールの相性を探し、何度かずらしながら最良の状態を探します。
ホイールバランス調整。上からユニフォミティーをチェック。
今度は斜め方向からです。タイヤに振れが出ていないか何度もチェックします。
真横からユニフォミティーをチェック。その後バランスウェイトを貼り付けます。
今度はリアタイヤ 285/35ZR-19 XL 103Y。
以外にもSタイヤの中ではサイドウォールは柔らかめです。
カールシェンク製ホイールバランサーにマウントします。
タイヤの縦ミゾがくっきりと見えることが重要です。
バランスウェイトを貼り付けた後、これでマッチングバランスが完了です。
今までの P ZERO CORSA ですとこのサイズは設定が無く、サーキット、スポーツ走行をされるお客様からは
純正タイヤの P ZERO CORSA SYSTEM (コルサ システム)では役不足ということを度々聞いておりましたので、
この新セミ・レーシングタイヤ P ZERO™ TROFEO は強いパートナーとなりそうです。
噂には聞いておりましたが、このタイヤでサーキットを全開走行された方の感想では..
「このP ZERO TROFEO、コントロール性は勿論の事、恐るべしラップタイム!」 なのだそうです!
(現在 P ZERO™ TROFEO はレーシングタイヤ P ZERO スリックと同じ生産国 Turkey、トルコ製です。)
これは正しく時速300kmを安全にコントロールできるタイヤ.. ということなのでしょう。
私も機会があれば、ぜひ試してみたいと思います。
○○様、この度はご購入ありがとうございました。
ピレリ P ZERO TROFEO (ピー・ゼロ トロフェオ)
F 235/35ZR-19 XL 91Y
R 285/35ZR-19 XL 103Y
フロントタイヤのサイドビュー
リアタイヤのサイドビュー
ピレリ P ZERO™ TROFEO (ピー・ゼロ トロフェオ) 。 「勝利のためのタイヤ」
これはスーパースポーツカー専用(ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、BMW、etc..)タイヤということで
今年の5月から既に先行輸入されています。
P-ZEROシリーズの中でもドライグリップを追求したセミレーシングタイヤ、P-ZERO CORSA 及びP-ZERO C の後継モデルとして位置するタイヤという事になります。(現在は18、19インチのみの生産となっております。)
一言で言えば、公道走行可能な新セミ・レーシングタイヤ。公道を走行可能である究極のSタイヤなんです。
しかも説明によりますと、原材料からアロマティック・オイルを排除したことにより世界的な環境問題にも配慮しているそうです。
画像のタイヤですが、
フェラーリ430スクーデリア用 F(フロント)235/35ZR-19 XL 91Y、R(リア) 285/35ZR-19 XL 103Y になります。
このタイヤはすでに弊社では数台交換を済ませておりますが、まず特徴としては驚くほど軽く出来ているのです。
(P ZERO CORSA と比べますと差は歴然です。)
そして高速走安性を追求し、浅溝設計になっています。
縦溝の一番深いところで約5ミリ。外側トレッドの細長いディンプルで実に約2.5ミリ程です。
興味深いことに製造国はTurkey(トルコ製)で、あのピレリ P ZERO スリックも同じトルコ製ですから
もしかすると設計、内部構造も一部共有しているのかもしれません。
これは P ZERO スリックの公道用と考えるのが自然でしょうか。
ここだけの話ですが.. ホイールにフィッティングした感触は今までにない感覚。
ホイールバランスも恐ろしくゼロに近く、軽量、浅溝設計(実質約5ミリ)の効果があるのでしょうか、
まあ非現実かもしれませんが、これは正しく時速300kmが日常可能なタイヤであると思います。
そしてこの新次元のスポーツタイヤ、コントロール性はもとより、ラップタイム等は飛躍的に向上することでしょう。
又、ホイールへのタイヤの装着時においても、ビード部分の独特な寸法や新開発の材料の採用によりリムとの勘合がより強固なものになっており、驚くことに弊社が確認したところ、メーカーから指定された約2バール前後での空気圧において通常のSタイヤに見られるホイールとタイヤの位置ズレは未だ確認出来ておりません。
つまりメーカーが発表する
「ピレリ P ZERO™ TROFEO はその性能を発揮させるために特別に圧力を上げる必要はありません。」
というのは事実です。
7/28 現在のサイズリストです。
・225/40ZR18 ボクスター(F)
・235/40ZR18 911 GT3RS / GT2/ボクスター/ケイマン(F)
・245/40ZR18 ランサー EVOX / WRX Sti
・265/40ZR18 ボクスター/ケイマン(R)
・265/35ZR18 ボクスター(R)
・295/30ZR18 911 GT3RS(R)
・255/40ZR19 BMW M5 / M6 (F)
・225/35ZR19 F430(F)
・235/35ZR19 F430 / 430スクーデリア / 911 GT3RS / GT2 / ケイマン /ランボルギーニガヤルド(F)
・245/35ZR19 BMW M3(F)
・265/35ZR19 BMW M3(R)
・285/35ZR19 F430 / 360チャレンジ / 430スクーデリア / BMW M5・M6
・295/30ZR19 ランボルギーニガヤルド(R)
・305/30ZR19 911 GT3RS(R)
・325/30ZR19 911 GT2(R)
ぜひ、お問い合わせ下さい。
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さて、気になる話題ですが..
先月の6月23日、ミラノにおける記者会見で何と2011年からのF1の単独(供給)サプライヤーに決定。
ピレリのF1復帰。これは将来を見据えた活動ということですが、実に何年ぶりでしょうか。
このF1へのタイヤ単独供給に関するプレスリリースによりますと
FIA世界モータースポーツ評議会は現行のF1レギュレーションを修正し、
ピレリは新たに6種類のタイヤをチームに供給。それは様々なドライ路面に適応するように
コンパウンドの異なる4種類のスリックタイヤ、ヘビーレイン用のレインタイヤ、
そして、濡れた路面やライトレイン用のインターミディエイトの計6種類になるとの事。
今後はF1そしてピレリから目が離れなくなりそうです。
セミレーシング Sタイヤ
今回、18インチと19インチのSタイヤの交換作業がありましたのでご報告いたします。
どちらもサーキット走行用のセミレーシングタイヤです。
18インチは ポテンザ RE55S F 235/40R-18 91W、R 265/35R-18 93W です。
このタイヤは非対称パターンとなり、右用、左用と専用設計になります。
TOYOTA アリスト レース仕様車に装着です。
19インチは ピレリ P ZERO CORSA (ピーゼロ・コルサ) F 235/35ZR-19 87Y、R 295/30ZR-19 102Y です。
このタイヤも非対称パターンとなり、右用、左用と専用設計になります。
でもこのピレリ P ZERO CORSA、公道走行可能なセミレーシングタイヤなんですよ。
装着するのはフェラーリ 430スクーデリア。 とても素晴しいスポーツカーです。
3月はレースイベントが目白押しなので楽しみですね!
○○様、○○様、ご購入ありがとうございました。
ピレリP7 雑感
ピレリP7。 といえば1964年生まれの私にとってはとても感慨深いものがあります。
まず衝撃を受けたのが、当時あのスーパーカーブームの最中の事でした..
有名な漫画家の先生が家(タイヤ屋)にふらりと立ち寄って下さったのです。
初めて目の前にする純白のポルシェ930ターボ。 その足元には.. (1976年頃だったと思います。)
P7。1970年〜1980年代の超扁平タイヤの代名詞でもあり、発売から凄いタイヤであったと思います。
確か1974年のパリ・サロンでグリーンメタリックに塗られたポルシェ911(930) カレラターボ。
プロトタイプのこの車には新開発の幅広のピレリP7を履くために大きく張り出した前後のオーバーフェンダー..
<幅広のピレリP7を履くために!ここが重要です。>
そこには空気が入っていない様な薄〜いペッタンコのタイヤ.. 50タイヤであったと思います。
(当時はまだ70扁平のタイヤが最高といわれた時代です。)
スーパーカー世代の私には強烈な印象でした。
(その他、ランチア・ストラトス.アリタリアのレース仕様車、ランボルギーニ・カウンタック LP5000S QV 等に付いていました。)
あともう一つ.. ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、
ピレリP7の伝説といえば、G.光永氏のデトマソ・パンテーラ。
1981年11月 谷田部テストコース最高速テストにて、ついにその車は時速300kmの壁を破り 307.69kmを記録
(ドライバーは高橋国光氏) その時装着していたタイヤがピレリP7であったことを憶えています。
もう昔の話ですが..
私はいつかこれを履いてみようと念願の免許を取り、親父の下でせっせと仕事をして2年後にはついに
念願のピレリP7..やっと買うことが出来ました。
もちろん当時としてはグリップレベルも非常に高く、しかも滑り出しが穏やかで素晴しいコントロール性に驚きました。 二十歳の頃でしたが、いや〜、感激でした。(涙)
これはカウンタック用リアタイヤ P ZEROシステム アシンメトリコ 345/35ZR-15になります。
キングオブキング。 ピレリのP7はその後40年を経てどのように変貌したのでしょうか。
現在に至ってはピレリの超高性能タイヤはP-ZEROシリーズにバトンタッチ。
いつも間にかP7は消えてしまったのですが、2001年にP7の名が復活、コンフォート性にも考慮した製品に変わり、その後2010年今回発表された<P7 チントゥラート>という、プラス環境にも配慮したものに変貌を遂げたのです。
何と言っても一つのブランドを40年に渡り生産し続けているというのも素晴しいですが、
ひとつのタイヤをその時代に合わせて改良、そして提供し続けているというピレリの姿勢には驚くばかりです。