小雨のぱらつく中、その車はやってきた。
白のランクル(ランドクルーザー)。 しかも70。 骨太。
クロカン4×4として正に本流であり、今のSUV社会をあざ笑うかのような骨格。いや車体であります。
何を隠そう、昔の車体構造のままのH型ラダーフレーム。+ スチール製バンパー。
恐竜の生き残りの様な顔つき。 その顔つきからは、「今の車は軟弱になったもんだ。」と聞こえてくるような気がしてしまう。 そんな車でもあります。
船長様は太公望と見え、釣りの話になりますと、車の話以上に目が輝いてしまいます。
さて、今回はブリヂストンのスタッドレス DM-Z3 215/80R-16 103Q をご購入いただきました。
釣りともなりますと、車の出発(船出)が朝早くにもなりますので路面の凍結にはひとまず安心でしょうか。
クルー一同、大物を期待しております。 この度はありがとうございました。
ブログアーカイブ
ランクル七丸
グリーン
鮮やかなグリーンを身にまとったボディ。渋さのなかに色気を感じさせる大人のオープンカー。
風を感じ至福のひと時を味わう。 これはオーナーならではの特権 ホンダS2000 の登場です。
今回、タイヤ交換のための入庫です。たまにサーキット走行をされるらしく、タイヤトレッドはいい感じに磨耗しているのが確認できました。 オーナー様と色々な車談義で盛り上がり、とても楽しいお話をお聞きすることができました。(ありがとうございました。)
さて、残念ながら、このグリーンは生産終了とお聞きしましたが、いい色ですよ。 ホンダさん!
トラディショナル
Y33シーマ。 高級車、セダンはこうあるべきというスタイル。
オーナー様は以前から根っからの日産ファン。 いわく、セルシオは優等生すぎる と
なるほど昔から車がお好きとみえ、車の説明になりますとまるで少年のようであります。
いつもながら、私たちのタイヤ交換の様子をじっと見つめておられました。
タイヤ交換も終了し、満足げにお帰りになりました。 (いつもありがとうございます。)
えっ、タイヤは何ですか。 という問いに 今回は ダンロップ ビューロ VE301 です。
P.S. お客様に、2千キロで、もう交換ですか? と問いますと 「もう、飽きちゃったよ。」
ロールケージ
この車に乗るときは下っ腹に力を入れてフッ!と息をとめる。 そしてすかさず両手を使い、浮かせた足をバケットシートに滑り込ませる。
以上、これがラリーカーに乗る儀式であります。 というわけで今回は、ランサーエボリュ−ションの登場です。
前回、インプレッサにお乗りの方がもう一台のこの車にもホイールをご購入してくださいました。(ありがとうございました。) 車を拝見すると、文字どうりのラリーカーですので、室内には所狭しとロールケージ(ロールバー)が張りめぐらされています。 これは、主に車が横転したときに車内を安全に守り、又、車体の補強の意味もあります。 口の悪い方は、牢屋だ何だといいますが違います。
子供たちに何ですか。 という質問にすかさず 答えが、ジャングルジム。 (失礼しました。)
温泉気分。
クラウン。
セルシオのように威圧感がなく、かといって少しリッチな気分に浸ることができる車。 そして、若い頃はさんざん苦労したんだよ。と目尻のしわが魅力的になった大人に似合う車でもあります。
いたれりつくせりのオンパレード。 かゆいところに手がとどく車。 まさに温泉気分。 極楽浄土であります。
沢山並べてみましたが、やっぱり、良い物はよい。 壊れないし、第一、安心感があります。
トヨタという自動車メーカーが、世界トップに躍り出る訳がわかるような気がいたします。
いつかはクラウン(古い!)。 というわけで今日はクラウンが入庫しました。 タイヤの点検でリフトに上げてチェック。思った以上にタイヤが磨耗していました。 お客様と相談した結果、横浜ゴムの DNA デシベルに決定しました。 (これは、お客様の要望が、一番静かなタイヤが欲しいということでありましたので。)
私たちは、お客様の身になった真心サービス それをモットーとし、ご満足いただけるよう日々努力しております。
オーナー様、 ありがとうございました。
スバリスト
バイオリニスト? いいえ違います。 スバリスト。 スバルをこよなく愛する人のことをこのように言います。
この車は、富士重工業(7270。関係ないか)のインプレッサ。STIのラリーバージョン。 ちょっと私好みの車なので少し説明をさせていただきます。
印象ですが、特に人間の五感に訴える何かがある車で、トヨタとは違った味付けの車。 今の日本車には数少ない操縦感覚の楽しめる魅力ある車だとおもいます。
ここにある車は、ホイールの径を見ればお判りの通り、ラリーバージョン。 動物を匂わせるシルエットです。
オーナー様はバリバリのラリーストであり、ラリータイヤを履くためにわざわざブレーキキャリパーを小さめにしたといいますからまさに本物であります。
三菱ランサーと比べると、エンジンが低重心のためかコーナーワークが軽快なのだそう。
いかにも体中からアドレナリンが湧き出てくるようなスタイルで、こんなのに林道で出合ったら、鳥肌が立ってしまうとおもいます。 というわけで説明はここまでです。(オーナー様ありがとうございます。)
スバルさん、これからもスバラシイしい車を造ってください!
自動車見聞録 名車との出会い
自動車見聞録 名車との出会い (そして素晴らしい人との出逢い)
ここでは特に印象に残ったものだけをUPしたいと思います。大好きな車のおかげで、今まで沢山のタイヤを試すことが出来ました。(テストドライバー真っ青!)
1983年 R30 スカイラインRSターボ
これは当時史上最強のスカイラインと言われた車。最大出力190馬力、初めての新車。注文は、なんとパワステ無しをオーダー。納車のときにディーラーで本当ですか?と何度も聞かれましたが、「心配無用、将来僕はフェラーリデイトナを買う為の練習ですから」 と答え笑われました。最終的に動力性能もで300psまでチューンしました。当時仕事が終わるとパープルラインを毎日の様に攻めていました。(ドライビンググローブに注目。まじめな走り屋でした。)この時使用したタイヤは、BSポテンザRE86M、RE71、横浜ADVANタイプC、D、ピレリP7、P6、P600でした。今更ながら沢山の投資をしたと思います。
走行距離 2年で約6万キロ。
BMW、BENZ(メルセデス・ベンツ)、AUDI(アウディ)等のタイヤローテーション(位置交換)について
「偏磨耗」を防ぐためのタイヤローテーションについてのお話
各タイヤメーカーは、タイヤを長持ちさせるためにタイヤローテーション(位置交換)を推奨しております。
以下、 タイヤローテーション = 位置交換 とします。
今回は前後同サイズのお車の場合の説明をいたします。
(前後サイズの異なる車両の場合は割愛させていただきます。)
その場合 通常 以下のように行います。
(図)
(但し、車種により異なる場合があります。)
これは一般に偏磨耗を予防する為に走行3000キロ〜5000キロに行うのが良いということです。
又、自動車メーカー(国産)の一部の車両の説明書にもそう書いてあると思います。
位置交換は偏磨耗を防ぐために有効な手段で、タイヤの肩減りの予防、耐摩耗性、燃費の向上、タイヤ騒音の減少、等色々な面で優位性が認められております。 実際に普通の自家用車の場合は、位置交換をするとしないとでは耐摩耗性は全く違いますし、経済性を考えると手間をかけても行ったほうがメリットがあるということです。
では、全てにおいてタイヤローテーション(位置交換)はメリットがあるのでしょうか?
☆ハンドリング(操縦性)重視の方の場合は位置交換はしないほうがいい
<ドライブする悦びを考えると位置交換はしないほうがいい> という話があります。
ところで、位置交換をした後の操縦性についてはどうでしょうか。
ここで大変重要な話ですが、私なりの見解を申し上げたいと思います。
位置交換の後に試乗してみると、ハンドリング(操縦性)が明らかに変わってしまう場合があります。
これを具体的に説明しますと、以前に比べて直進性、コーナーリング性、ブレーキの安定性、等が変わってくるのです。
少し大げさな言い方ですが、
☆車が以前より真っ直ぐに走らない。(フラフラする。)
☆車が曲がり始めたときに不安定になる。
☆オーバースピードでコーナーに入った場合にリアが不安定になる。
☆ブレーキを踏んでも車が真っ直ぐに止まれない。
という現象が起こりやすく、以上のように車の挙動が変わる事が実証されております。(特に限界特性が変わります。)
ゆっくりのスピードでは判りにくいかもしれませんが、この挙動というのはスピードを出すにつれてより大きく変わります。
特にスポーツカーの場合は操縦性(ハンドリング)重視なので比較的出やすい傾向にあります。
私は、以前に専門誌にてこの問題について投稿したことがありますが、テストドライバーを含め全く同意見でした。
(テスト車両はBMW M3、ポルシェ911等です。)
では、スポーツカーの場合だけなのでしょうか?
最近の乗用車は性能重視のため扁平タイヤが標準装着されており、足回りも一昔に比べ高性能になりました。
なにもスポーツカーでなくても一般の車両においても変わるという事が確認されております。
<原因は位置交換によりタイヤの接地面が変わるからです。>
通常、タイヤの接地面というのは排気量2000ccの車でハガキ4枚分位といわれております。
そして一般に車というのは前後共に足回りのジオメトリーが違いますので、前と後ろのタイヤの磨耗が全く異なります。
それが位置交換により接地面が減少し、操縦性に現れることになります。
厳密に言いますと、接地面積に対する車体重量(及び荷重)を主に接地圧と呼んでおりますが、この接地圧が、減少(又は変化)することにより操縦性に変化が現れるのです。
乾燥路面ではなく雨に濡れた路面の場合(位置交換後)にいつも通りに飛ばしていて冷や汗をかいた方も大勢いらっしゃると思います。 即ちこれは路面に対するスピードが、限界に近いほど顕著に現われます。又、とっさの急ブレーキが危険になることもあるのです。
現に私は数々のテストでこの事を経験しております。(高速、パイロン、円周回、パニックブレーキテストです。)
一部の輸入車、BENZ(メルセデス・ベンツ)、BMW等にタイヤローテーションが不必要というのがうなずけます。
つまり、タイヤローテーションはこれらのメーカーでは推奨していないのです。
これは従来の性能および安全性を考えての手段だと思います。
但し、タイヤローテーションを行った場合でもしばらく走行をするにしたがって(タイヤが馴染んできますので.. )徐々に以前の感覚に戻ってきます.. でも喜んではいられません、この間、戻るまでに通常の走行で3000キロ〜5000キロ。 すると、もうローテーション時期?
もうお分かりの方もいらっしゃると思いますが、つまりこの場合ですと、いつまでたっても車(タイヤ)本来の性能を味わえずにタイヤ交換の時期を迎えるという事になるのです。せっかく買った高価な車(タイヤ)も?
<経済性をとるか安全性・ハンドリング(操縦性)をとるか>
タイヤの耐摩耗性を考えないとするならば、ハンドリング(操縦性)重視のため位置交換をしないほうが良い。
特にスポーツ車の場合は <ドライブする悦びを考えると位置交換はしないほうがいい> という事です。
以上、長々とした説明になりましたが、日本国内において制限速度を守り、経済性を考慮しますと位置交換は大変重要と思います。
又、タイヤの耐摩耗性を考えるとやむを得ないという方が大多数かと思います。 ですが、理想では車本来の走りを追求する為にはタイヤの位置はそのままので.. ということを少しでも皆様にお判りいただければと思います。