昨日はピレリタイヤの新作発表 Cinturato P7 (チントゥラートP7)試乗会に参加させていただきました。
前日はプレス向け、今回は販売店及びセールス向けにということでお話があったのです。
さて場所は神奈川の逗子マリーナ、リビエラ東京。(シーサイド リビエラ)
建物もそうですが、周りの風景は地中海をイメージした最高のシチュエーション..
この日のために用意された車両は、アウディA5 3.2、アウディ A5 Cabriolet3.2、スバルレガシーB4 2.5i、
スバルエクシーガ2.0i、ゴルフヴァリアント2.0TSI、ALFA MITO になります。
新作発表ということでいつもの事ながら、ドキドキ、ワクワク.. (今回、初めて乗る車もありますし.. 笑。)
今回発表のピレリCinturato P7 (チントゥラートP7)。
発表によれば、「イタリアのピレリ社がリリースするハイパワーカー用、初めてのグリーンパフォーマンスタイヤ。」
既に1月より輸入車の新車装着.OEタイヤとして販売を開始、サイズバリエーションは現時点で中、大型クラスの高級セダン向けの16,17,18インチのみが先行販売され、これはピレリ社が提案するグリーンセグメント、チントゥラートファミリーの兄貴分でもあり、最高級プレミアムタイヤとして位置付けられたものでありましょう。
近年、世界的にもそうですが、特にヨーロッパにおける環境への責任、配慮が特に企業やグループ間に厳しく課せられた問題となっており(CO2 エミッション。)、高級車におけるグリーンエコノミータイヤの追求、そしてピレリ社が模索した結果として今回のCinturato P7 (チントゥラート)が発表となった訳です。
プレゼンテーションでは、ピレリジャパンのG.A.ポンツォーニさんからの説明があり、従来のP7のマイナーチェンジといったものではなく、設計を見直した新製品であるといった話をお聞きすることができました。
これはただ単に「エコタイヤに替えましょう。」といったレベルの話ではなく、最重要視された課題は性能を落とさずに環境に配慮するということでした。
(ヨーロッパでは政府から今後発売されるタイヤにおいて、低燃費はもとよりタイヤノイズにも規制が出されているとの事です。)
具体的にはハイパフォーマンスタイヤ、P ZERO からフィードバックされたトレッドデザインを使用、理想的な形状にすることで騒音を抑え乗り心地を向上させたものであり、グリップ力を落とさずに乗り心地、ウエットブレーキ、耐摩耗性を向上させ、ロードノイズを抑え燃費の向上を実現したものであるとお聞きしました。
..さて百聞は一見にしかず、早速試乗させていただきました。 (まずはアウディ A5 Cabriolet3.2)
AUDI A5 Cabriolet(アウディA5)はタイヤサイズが245/40R-18 97Y XLでした。
アウディ A5 Cabriolet3.2の後はスバルエクシーガ2.0i、レガシーB4 2.5iに試乗することができました。
レガシーB4 2.5iにて
さてこのCinturato P7の第一印象ですが、非常に静かでしなやかな乗り心地..
特にAUDI A5 Cabriolet(アウディA5)における試乗ではタイヤサイズが245/40R-18 97Y XL
というタイヤにも関わらず、車格に見合う素晴しい剛性感と滑らかな乗り心地に圧倒されました。
ハンドリングは高速域においても非常にリニア。ハイパフォーマンスタイヤ P ZERO と見比べても遜色のない
ピレリらしいドライビングの愉しみを感じることができる.. とても完成度の高いタイヤであると思います。
後で調べてみましたが、AOマーキング付ですからアウディ承認タイヤでもあったのです!
(やはり.. という事はこれをOE装着するメーカーが今後更に増えると思います。)
トレッドデザインは太い4本のストレートグルーブが基本。
間違いなく自社のスポーツタイヤの最候峰 P ZERO を意識したデザインと思いますが、今回それよりもブロックの間隔をさらに詰めてロードノイズを抑えたものとなっており、全体的な味付けはマイルド。非常に高い静粛性。
メーカーからの公表はありませんが、現時点ではミシュラン PRIMACY LC に対する回答でしょう。
しかしながら単なるエコタイヤへの追求というものではなく、新しいグリーンセグメントの確立といった表現の方が合っているように思いました。
又、これまでのピレリタイヤとは違った新しい方向を示唆したものであると感じました。
あのフェラーリでさえ、ハイブリッドエンジン採用の車を発表した位ですから..
最後になりますが、この機会を与えてくださったピレリタイヤ関係者様、そしてスタッフの皆様、
この場をお借りしましてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。