こちらの画像をよくご覧ください。
通常は、エアーバルブの位置に黄色いタイヤマーク(軽点)を合わせるのが基本となりますが
実はタイヤユニフォミティを優先した場合、それが全く役に立たない場合もあるのです。
このように位相合わせを行った結果、正反対に組み上がりました。
(この場合、これが正解です。)
今回、ブリヂストン POTENZA S001での作業ですが、実際に作業してみますと何割かの確率で生じます。
事実、ミシュランタイヤを筆頭に欧州タイヤメーカーには元々この軽点マークというのがありません。
欧州のスーパースポーツカーメーカーはタイヤバランスに関してはホイールバランスのグラム数よりもまず、タイヤユニフォミティを優先しています。
匠の技 ユニフォミティ マッチングバランス調整(UMB調整)
タイヤとホイールの相性を探し、最適な位置で組み付けをすることにより、限りなく真円に近付ける事が
即ち、「理想的なタイヤ交換方法」なのです。UMB調整は究極のホイールバランス調整法です。