北米モーターショーにて 環境配慮と高性能を兼ね備えた「フェラーリ」が注目集めるという記事がありました。
アメリカ・デトロイトで開かれている北米モーターショーでは、環境に配慮した車の発表が相次いでおり、今回のモーターショーで注目を集めたのは、超高級スポーツカーの「フェラーリ」で、環境配慮と高性能を兼ね備えるというコンセプトを大々的にアピールしました。
フェラーリは、世界的な景気減速がささやかれる中でも、1台2,000万円台の車を快調に売り続けている唯一のメーカーで、背景には中東やインドなどで拡大した富裕層が支えているそう。
2007年に1,800億円の年商を上げたフェラーリだけは、「エコとは無縁」というイメージが定着していましたが、そのフェラーリが、大ヒットシリーズ「F430スパイダー」のエコバージョンに踏み切り、85%のエタノール燃料の使用をすることによりその結果、性能を落とさずに二酸化炭素の排出量を5%以上減らしながら、馬力を上げることに成功したのです。
環境にやさしい高性能フェラーリは、高級スポーツカー全体のイメージを変え、これから世界市場にも影響を与えるものと思われます。