このお正月休み中、雪山におけるスタッドレスタイヤのテストをする事が出来ましたのでご報告いたします。
せっかくこのブログにて発表(?)するにあたり、最新のスタッドレスタイヤ + 高性能車では面白くないので(笑)
今回、雪上を走るに不利と思われるFRタイプの車両、プラス、型落ちのスタッドレスタイヤを使用しました。
時間は凍結している時間帯、あえて午前中をチョイス!??
題して「ど根性スタッドレスタイヤテスト」とでも言いましょうか..
目指すは日光連山へ.. いざ!
午前中は路面が凍結しているので特に注意しなければ..
橋の上は凍結状態。 アイスバーン、緊張します!
日陰はガリガリ状態です。
さて、タイヤチェーンも試してみることに、、登坂能力はさすがです。
チェーン(スチール製)は振動が大きいので、この後すぐに外しました。
スタッドレスタイヤのみの状態でも、スイスイ.. です。
FR、1BOXタイプの車でもスタッドレス4本装着してあれば全く問題なしでした。
テスト車両はごく普通の1BOXタイプの車(自家用車)で行いました。
(H12年式、TOYOTA タウンエースノア)もちろん後輪駆動です..
タイヤはダンロップ グラスピック DS-1 195/70R-14 4本でほぼ新品を使用。
実はこの状態で、どれだけの急な坂道を上がれるか本当興味がありましたが、
同時に久々にタイヤチェーン(スチール製)の能力も確かめてみたかったのです。
又、本来であればBENZ ゲレンデヴァーゲン(ゲレンデ君)という手もあったのですが、これは次回ということで..
(まあこれは元々軍用車両ですし、雪道は普通に走れて当然なのですが)
さて、結果発表です。 意外にもスタッドレスタイヤだけの状態でもスタート時のアクセルワークをゆっくりと行えば、終始問題なく快適に走りきることが出来ました。
(坂の途中で一旦停止、何度もゴー,ストップの繰り返し、、さすがに手に汗握る場面もありましたが..)
又、雪が深い(非常に多い)場所でのスタッドレスタイヤ + タイヤチェーンでは雪道上の安定感、
そしてブレーキングの安心感はさらに一枚上手.これはお見事という感じでした。
もちろん4WDでしか上がることが出来ないような急な坂も難なくクリアできました!
それではこのチェーンが最良かと言いますと決してそうではなく、駆動輪(リア)から伝わる振動が多いですし、
所々アスファルトが露出する部分ではブレーキが効かない、踏めないということで不便な印象です。
一般の圧雪路ではスタッドレスタイヤのみで十分であると感じました。
まあ、通常のFF車や4WDでしたら最新のスタッドレスタイヤが4本装着してあれば、まずチェーンは不要であると思います。(もちろん整備された雪道上においてですが)
補足ですが、最後に空気圧を前後とも1割程度下げて走行するというテストもしてみましたが、
これは雪の状態にもよりますが、新雪が積もっていたり、シャーベット状の路面では特に効果がありました。
トラクション及びタイヤの接地性が向上し、特にブレーキの効きが良くなった印象です。
でもこれは後で適正の空気圧に戻すということが前提でなければなりません。
(空気圧不足ではタイヤの傷みも早いですし、乾燥路面では走行中に不安定になりがちですので。)