本日は Ferrari(フェラーリ) 430 スクーデリアのお客様に (先日ご紹介のNEWタイヤ)
PIRELLI P ZERO™ TROFEO R (ピレリ ピー・ゼロ トロフェオ アール) タイヤ交換のご報告です。
左が摩耗した純正タイヤ、ピレリ P ZERO CORSA SYSTEM (ピーゼロ コルサ システム)。こちらがフロント。
タイヤサイズは 235/35ZR19 XL 91Y になります。
こちらがリアタイヤです。タイヤサイズは 285/35ZR19 XL 103Y です。
(画像では全てはお見せ出来ませんが、独自のタイヤフィッティング作業がございます。)
このホイールのビードシート部表面にはタイヤがズレないよう、ブツブツした感触の塗料が施工されています。
フェラーリ全てではありませんが、430スクーデリア純正ホイールにはこの様に施工されています。
又、430スクーデリアは空気圧センサーが装着してありますので注意が必要です。
もちろん、リム部のタイヤカスの除去及び、バルブセンサーの点検をしてから組み上げます。
タイヤ内部にご注目下さい。
外したフロントタイヤ内部にはブレーキング時の膨大な熱エネルギーにより、ライナー部が溶け落ちて粉状になっています。 レーシング走行するとこの様になります。(以外にさらさらしています。)
ここからタイヤビード部を上げる作業ですが、独自のタイヤフィッティング作業がございます。
こちらがフロントタイヤ。
こちらはリアタイヤ。太さももちろんですが、外径もかなりあります。
この後、ホイールバランス作業は時間を掛け調整しました。(画像は割愛させていただきます。)
今回は装着前に洗浄しました。 同時にホイールのクラック、エアー漏れ等の点検を行います。
チタニウム製の特製ホイールボルトが標準です。(ポジポリーニ製と聞いております。)
SST(特殊工具)を使いホイールの脱着を行います。
カーボンセラミックローター。芸術品の様です。
19インチホイールと巨大ブレーキ。 キャリパーとの隙間は殆どありません。
ボルトの締め付けはトルクレンチにて均等に行います。
作業をして感じた事ですが…
このTROFEO R (トロフェオ アール)、トロフェオのマイナーチェンジ版では無いということです。
Rに改良しただけではなく、これは全くの別物ですね。
以前のトロフェオに比べ、タイヤサイドウォール、及びビード部の強化が感じられ、高剛性。
これは全く別と言いますか、違うタイヤの印象でした。
もう少しグリップ力を.. という一部の熱血愛好家の声もあったようで..(笑) これならばまず問題はないはずです。
非常に良くなった点は、ドレッド部接地面の拡大で、よりスリックタイヤに近い仕様となりました。
P ZERO™ TROFEO R はレーシングタイヤ P ZERO スリックと同じ生産国 Turkey、トルコ製です。
これは正しく500psオーバーの車両、時速300㎞を安全にコントロールできるタイヤであると感じます。
○○様、この度はご購入ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
以前の P ZERO TROFEO (ピー・ゼロ トロフェオ)の記事はこちら。