ルノーのレンタカーをモデナで借り、モデナ> ボローニャ> マラネッロ> ミラノ> サンマリノ> サンタアガタ> ミラノ> モデナまで2000キロの旅。(スーパーカーの聖地へ。もちアウトストラーダも走りました。)
これはボローニャの山中で道に迷うの図。(なぜか笑顔!)ルノーはもちろん5MT。(もっとも僕は今までずっと左ハン+マニュアルMTだったので違和感なしでした。)イタリアでは8割以上がいまだにマニュアルのようです。新車でとても乗り易く絶好調でした。
P.S
その時、私はボローニャの山中にいた。 そう。…..9月11日。
ルノーに乗り山道を飛ばしていると、携帯電話が鳴りました。どうやらミラノに住む妹からのようです。
「お兄ちゃん大変!アメリカが、戦争よ!ニューヨークが大変な事になってる。」
なんでもワールドトレードセンターに飛行機が墜落したとのこと。こりゃ、大変だということで、急いでアグリツーリズモ(農家の離れが旅行者用に改装してある)の家に戻りテレビをつけました。「うーん、さっぱりわからん。ニュース解説が早口だし。」しかも片田舎ときて、テレビもろくに映らない…
なんとイタリアの空港が全部閉鎖。見通しがたたないそう。日本に帰れないかも!これには参りました。
…….でも、さすがのイタリア人。町(村)の人たちは全く気にせず平然としています。私には他人事には思えません。
さて。その後、どうにか飛行機に乗ることは出来ましたが、それはもう大変でした。
ブログアーカイブ
2001 9月 スーパーカーの聖地へ。
2001 9月 イタリア旅行
2001年9月 私は長年の夢であったイタリア旅行をついに実現させました。
移動は車を使い、マラネッロでは念願のフェラーリ本社、サンタアガタのランボルギーニ本社、そしてサンマリノのイモラサーキット(エンツォ.エ.ディノ.フェラーリ)等、すべて自分自身の運転のみで行くというもの。
車はレンタカー。予算の関係で今回は残念ながら、ルノー1800ccでした。(でも速かった。)
これはマラネッロのお土産やさんの前で。(朝早かったのでまだ閉まっていた!)
PS. イモラサーキットに到着したときは、あのタンブレロ(高速コーナー)をさがし、アイルトンセナのためにお祈りをささげました。
Ferrari 250GTO
フェラーリブランチにて。(松田コレクション)
私の最も好きな車。官能的なボディーライン、それは操縦席に乗ってもみることができます。
フロントフェンダーの淵がなんと○○○にみえます。(答え おしり。)
Lamborghini Countach Lp5000QV
私がはじめに乗ったのは1983年で白のLP400になります。タイヤテストのために何度か乗りましたが、正に異次元感覚。とてもエキサイティング!(やはりこれはキャブレターにかぎります。)
1991年 PORSCHE 911CARRERA4
約4ヶ月間所有したホンダNS-Xを理由があって売却し、当時最新のポルシェ911(964)を購入。
このカレラ4は、新古車での購入でしたがポルシェの実力を垣間見る良い教材となりました。当時認定されたポルシェ用タイヤをすべて試すことができました。なんとこの車に10種以上のタイヤを試したのです。
ヨコハマはA008が2種類、その後A008P 計3台分 すべて(N−0)、BSはRE71(N−0)とエクスペディア(N−1)、ダンロップはSPーD40、TOYOトランピオ(N-1)、ピレリP700(N-1)、P-ZERO、ミシュランMXX(N0)、GOODYEARイーグルF1(N-0)等。その他書ききれませんが、16/17インチといろいろななタイヤを試しました。良き時代といいますか、タイヤメーカーが競って造っていた時代ですから、タイヤを売る側もこれは知らなければ、と勝手に思った訳であります。
後で気が付きましたがタイヤだけで国産車1台分がタイヤ代に変わりました。(笑い)これらタイヤ全ての感想は書ききれませんが、一言で言うと全てが魅力的でありそれぞれが個性的でした。タイヤメーカーが造り上げた情熱が手に伝わってくるようでした。又、車体にももちろん手を加え、外見はノーマルでしたがそれ以外をすべてRuf社の部品に変えて最終的にCR4とほぼ同じ仕様にしました。足回り、ボディ補強、Ruf社製モトロニック、エクゾースト、バケットシート等です。
走行距離6万5千キロ。
自動車見聞録 名車との出会い
自動車見聞録 名車との出会い (そして素晴らしい人との出逢い)
ここでは特に印象に残ったものだけをUPしたいと思います。大好きな車のおかげで、今まで沢山のタイヤを試すことが出来ました。(テストドライバー真っ青!)
1983年 R30 スカイラインRSターボ
これは当時史上最強のスカイラインと言われた車。最大出力190馬力、初めての新車。注文は、なんとパワステ無しをオーダー。納車のときにディーラーで本当ですか?と何度も聞かれましたが、「心配無用、将来僕はフェラーリデイトナを買う為の練習ですから」 と答え笑われました。最終的に動力性能もで300psまでチューンしました。当時仕事が終わるとパープルラインを毎日の様に攻めていました。(ドライビンググローブに注目。まじめな走り屋でした。)この時使用したタイヤは、BSポテンザRE86M、RE71、横浜ADVANタイプC、D、ピレリP7、P6、P600でした。今更ながら沢山の投資をしたと思います。
走行距離 2年で約6万キロ。
ホイールバランスの重要性
車の部品の中で回転している物は?と聞かれて真っ先にタイヤ。という方ももちろんいらっしゃるでしょう。
実はタイヤ以外に回転している部品はものすごくあるのです。エンジンの内部で言いますと、クランクシャフト等が有名ですがこれに付随するコンロッド、ピストンこれらすべての部品は高度なバランスによって成り立っております。ドライブシャフトなども重要です。もし、これらの部品がバランス不良であったらどうなるか。
結果は激しい振動で車体が左右に振れだしてとても運転できる状態ではないでしょう。
タイヤ、ホイールもしかり、多少の振れを我慢したにしても今度は体が悲鳴をあげてしまいます。そしてこの振動というのがやっかいなのです。人間の体、特に眼球(目)は振動の影響により焦点があうまで時間がかかる様になり、それが疲労の原因となるのです。
ですから、安全運転という観点からみてもホイールバランスは重要なのです。バランスを調整することにより滑らかでスムーズな運転ができるのです。
■ホイール精度の話
ホイール精度とは、一般に車体及びバランサーに取り付け回転させた場合の真円度及びバランス誤差を指します。自動車メーカーも今まで厳しい基準に基づいてその車両に合わせて設計、製造している訳であります。もちろん工業製品で大量生産している以上、多少の誤差は免れないとしても、車によって基準の幅というのがあるということです。 一概には言えませんが、欧州車特にBENZ,BMW,PORSCHE,等は純正ホイールの基準の幅というのが特に厳格であるというものがあり、そして国産メーカーもそれを見習ってきたわけであります。一昔前、トヨタのセルシオが生産されるとき、セルシオ基準というのが話題になりました。その中で特にホイールの精度の幅を今までよりもさらに向上させるということが印象的でした。そして現在において国産メーカーの精度は以前よりもかなり良くなったと思います。
タイヤに関してベストな状態とは。タイヤの存在感がない。 これはタイヤマッチング、バランスを含め、足回りのサスペンション等が見事に車のシャーシに一心同体となり一体感を出していることであると思っております。
(車のボディ剛性は走行するにしたがって徐々に低下してきますが、これが問題になることもあります。)
それではハンドル振れ、車体振動についてお話しいたします。
ハンドル振れ、車体振動等は多くの方がバランス調整の不良、又はバランスウエイトの脱落が原因と思われておりますが、実際にはタイヤの組み付け不良(ユニフォミティが出ていない事)というのが多いようです。これは組み付けの際、多くの作業をする方が認識していないと思われるからです。又は自動車メーカーも同じであります。
現に私は1990年に日本を代表すると言われたホンダNSXを新車で購入し、がっかりした覚えがあります。慣らしの時点で気付いてはおりましたが、外してチェックしてみると4本中3本は×。組み付け不良で ビード部が上手く上がっていないということが判明しました。そのため、全てをホイールから外しもう一度丁寧に組み付け作業をし、応力分散式という方法でバランス調整を行いました。結果は見事にOK。その後に自動車雑誌社のご好意で谷田部テストコース 日本自動車研究所(JARI)の高速週回路を試す機会にも恵まれ、そしてそこで180キロのスピードリミッターがあっというまに作動するまで、何のストレスも無く走ることが出来たのは言うまでもありません。
又、こんな事もありました。1991年の事。あるディーラーの方より連絡があり、フェラーリコレクションで有名な方に納車をするにあたり、「日本輸入第一号の彼のフェラーリがどうもハンドルが振れてなおらない。専門店の何軒かに診てはもらったんだけど…」 という話がありました。車はグレイの512TRでまっさらな新車。当時としては始めての18インチのピレリPゼロが付いていたのには驚きました。私共はすでに18インチ対応のタイヤチェンジャーがありましたので遠慮なく作業させて頂きました。
やはり点検してみるとタイヤ、ホイールとの組付けが不十分ということが判明し、もちろん一から組直しすることで問題が解決し、後に丁寧にもご本人からお礼の言葉をいただきかえってこちらが恐縮いたしました。